大河ドラマ 紀行アクセス

大河ドラマの紀行コーナーで紹介された場所の行き方などを調査しています。 ※時刻表等の情報は基本的に調査当時の情報になります。実際に訪問する時には公式ページ等で最新の情報をご確認ください。また間違った情報や古くなってしまった情報等がありましたらコメント等でお知らせいただけますと嬉しいです。

鎌倉殿の13人 第21回 紀行:願成就院

鎌倉殿の13人
第21回 2022年5月29日放送
本編タイトル「仏の眼差し」
紀行コーナー:願成就院静岡県伊豆の国市



はい、今回は運慶の仏像にかけて八重さんの行く末を語る回といったところでしょうか。史実少なめ脚色多めですかね。大泉頼朝の空気読めなさ加減や大姫の不思議ちゃん風演出など三谷幸喜節が炸裂したような回でした。好き嫌いが分かれそうですが、筆者はいろいろな解釈があればあるほど興味深く感じる気がします。

では今回も紀行コーナーのアクセスを見ていきましょう。

「願成就院
静岡県伊豆の国市
伊豆箱根鉄道韮山」下車 徒歩15分


今回はそんなに難しくない感じでしょうか。願成就院は運慶作の仏像が五体もあるところですね。一つ言えるとすると韮山駅ではなく伊豆長岡駅からでも同じぐらいの距離ですね。今回は韮山駅伊豆長岡駅のメリット・デメリットなど比較をしながら見ていこうかと思います。願成就院韮山駅伊豆長岡駅との位置関係は以下のGoogle My Mapsような感じです。



韮山駅 / 伊豆長岡駅

まあざっくり比較すると、韮山駅そばには「鎌倉殿の13人 伊豆の国 大河ドラマ館」があります。「伊豆の国市 韮山文化センター 韮山時代劇場」に併設という形でしょうか。伊豆の国市としてはこちら推しなんですかね。一方、伊豆長岡駅は東京駅発のJR直通在来線特急「踊り子」が停まります。伊豆の国市の中心駅ということで良いでしょうか。伊豆長岡駅伊豆箱根鉄道駿豆線(すんずせん)の駅ですがJRから直通で乗り入れている形です。

韮山駅

韮山駅ストリートビューがこちら。少し昔ながらの駅という感じですかね。橋上駅ではなくて改札から片側のプラットホームに直接つながっている形です。反対側のホームにへは構内踏切を通っていくようです。



改札・出入口は西側なのですが大河ドラマ館は東側にあるんですよね。大河ドラマ館はいつまでやってくれるのでしょうか?「韮山文化センター 韮山時代劇場」が元々のようなのでこちらは長期的に残りそうですけれども。

韮山駅から願成就院への徒歩ルートがこちら。確かに徒歩15分程度ですね。

ちょっとだけ自動的に算出されるルートから修正しているのですが、これは「頼朝・政子語らいの路」というところを通るようにしてみたものです。ルート中の縦の南北の通りのところですね。国道から一本中に入った通りなので車を避けるという意味でも良いかもしれません。

その他、今までの紀行コーナーで紹介された場所で伊豆長岡駅より韮山駅の方が近いところを挙げておくと、第2回の蛭ヶ島公園、第4回の香山寺、第13回の豆塚神社は韮山駅の方が近いです。第1回の北条氏邸跡は今回の願成就院の近くなのでどちらからでも同じくらいになります。

伊豆長岡駅

こちらが伊豆長岡駅の方のストリートビューになります。駅前のロータリーの感じが少し昔ながらな感じもしますが、韮山駅よりは規模が大きそうに見えますよね。ここは温泉街でもあるんですか。それから源平の時代ではなく近代の遺産ですが世界遺産韮山反射炉韮山駅ではなくこちらの伊豆長岡駅が最寄りのようです(紛らわしい・・・)。



伊豆長岡駅から願成就院までの徒歩ルートです。韮山駅からと同じくらいかと。

やっぱり伊豆長岡駅の優位点は特急踊り子が停まることですよね。モデルルートでは踊り子を使ったものにしてみたいと思います。

観光周遊型バス「歴バスのる~ら」

それからこれは韮山駅の近く(大河ドラマ館)も伊豆長岡駅前も通るのですが、伊豆の国市が観光周遊型バス「歴バスのる~ら」というものを運行しているようです。
www.city.izunokuni.shizuoka.jp

ルートはこちら

周遊バスルート(伊豆の国市公式ページより抜粋)

義時号が西側、てつざえもん号が東側を周っているようです。てつざえもんは韮山反射炉ゆるキャラ?ですかね。1日7本、基本的に土日休日の運行のようです。西側の義時号でも東側のてつざえもん号でも「北条の里」が願成就院の最寄りバス停ですが、伊豆長岡駅からだと行きが少し遠回りになります。しかし西側ルートの義時号では第13回の豆塚神社、東側ルートのてつざえもん号では第2回の蛭ヶ島公園なども経由していてなかなか便利そうですね。

成就院(がんじょうじゅいん)

こちらが願成就院の入口のストリートビューです。Googleマップで願成就院のピンが立っているところだと行き過ぎていて守山八幡宮の入口付近になってしまうので、北条時政墓のピンを目標にした方が良いです。上のGoogle My Maps内の矢印も拡大して参考にしてみてください。



成就院には運慶の仏像が五体もあるのですね。本編劇中の運慶のキャラクターはまた賛否両論ありそうな感じでしたがそれもまた興味深かったです。

眞珠院

(この節は6/3に追記、一番上のGoogle My Mapsにもピンを追加)
成就院からほど近い守山の南側に位置する場所に、真珠ヶ淵に入水した伊東祐親の娘「八重姫」をまつる寺があります。八重さんではなく八重姫と書いているのは北条義時と夫婦になる今回の大河ドラマの解釈ではなく、頼朝と引き離された後、伊東からこちらまで追ってきたものの古川にあった真珠ヶ淵に身を投げた八重姫を祀るお寺ということですね。こちらの境内には「八重姫御堂」というところもあって梯子をお供えする風習があるそうです(梯子があれば救えたかもしれないということらしい)。八重姫ゆかりの地ですが今回の解釈と異なるために紀行コーナーで紹介する訳にはいかなかったのかもしれないですね。同じく川で亡くなったことにしたのが三谷幸喜さん演出の妙といったところでしょうか。



墓場越しになってしまいますが、こちらが眞珠院のストリートビューになります。

モデルルート

今回はあえて伊豆長岡駅からのアクセスも調べてみたので東京駅から直通の特急踊り子でのルートを作ってみたいと思います。特急踊り子は伊東や伊豆下田行きと修善寺行きとありますが、伊豆長岡駅を通る修善寺行きは平日2往復、土休日3往復ですかね。また、伊豆の国市の観光周遊バス義時号も組み入れてみます。

時刻 場所 概要 料金
09:00発 東京駅 JR特急踊り子3号 修善寺 4,420円
10:55着 伊豆長岡駅 (昼食+乗り換え55分)
11:50発 伊豆長岡駅 「歴バスのる~ら」義時号 200円(1日乗り放題500円)
11:57着 北条寺 (北条寺・豆塚神社・北条義時邸等 見学55分) 北条寺 拝観料500円
12:52発 北条寺 「歴バスのる~ら」義時号 200円
13:05着 北条の里(守山東駐車場) (願成就院・眞珠院等 見学125分) 成就院 拝観料700円
15:10発 北条の里(守山東駐車場) 「歴バスのる~ら」てつざえもん号 200円
15:20着 伊豆長岡駅 (乗り換え30分)
15:50発 伊豆長岡駅 JR特急踊り子16号 東京行 4,420円
17:49着 東京駅 (計 10,540円)

今回は願成就院がメインなのでそこで2時間強確保してみました。願成就院の周りは守山という小高い山になっているんですね。その周りに北条氏ゆかりの地が点在している感じです。守山山頂まで登るのはかなり大変そうですが、見るところはいろいろあるようです。JR等の料金は正規料金を書いています。※実際に訪問する場合にはくれぐれも最新の情報をご確認ください。

それでは今回はこの辺りで。

過去の調査リストはこちらから
taiga-kikou.hatenablog.com